あなたが習いたいのは「書道」ですか?
それとも「習字」ですか?
書道と習字って違うの?!と思われるかもしれません。
書道と習字は「美しい文字」を書くという点においては共通しているのですが、その「美しい文字」の意味に大きな違いがあります。
教室を選ぶ際は習いたい内容がとても重要になりますので、書道と習字の区別を理解しておくのはとても大切です。
習字とは

「習字」とは字のごとく「字を習う」ということで、学習の意味合いが強いです。
お手本通りに正しい書き順で正確にバランス良く美しく文字を書くことを目的とした練習が習字なのです。
また筆を使った学習だけではなく、鉛筆やペン字や筆ペンなど様々な道具を使用して字を習います。
子供が学校で受ける「かきかた・書写」の授業が習字にあたります。
大人の場合、のし袋や年賀状、履歴書、宛名や手紙を書く練習などとても実用的なのが習字の特徴です。
流行の「美文字レッスン」などは習字にカテゴライズされます。
つまり、習字は学んだ事を日常生活において様々な場面で活かすことができる実用的な学習です。
書道とは

書道とは、筆で文字を書くことによって自己表現をする芸術性を追求します。
書道の「道」という字は他の芸事「茶道」「華道」「香道」の「道」にも通じます。
本来「道」とは中国古来の哲学「道(タオ)」に由来すると考えられています。
書道とは、書を何度も繰り返し練習する事を通して美しい文字を書くなどの技術を磨くだけではなく、心や精神面において人としての成長長を目指すという事がこの「道」という一文字に込められています。
書道教室でも習字教室と同じく筆順や文字の形、筆の扱いなど文字の基本的な技術の指導を行いますので、学んだ事を日常生活において活用する事ができます。
そして基本を学んだ上で自分の個性を表現し芸術作品を作るのが書道の目的です。
まとめ
以上にまとめた書道と習字の違いを踏まえた上で、ご自分が習いたいのは「書道」なのか、それとも「習字」なのかを見極めた上で教室をお探しくださいね。
書道と習字の違いをひとことで言うと
- 習字は上手な美しい文字を習得
- 書道は芸術性を重視
では今日はこのへんで(^^)/