硯(すずり)のお手入れ方法と放置して墨がこびりついたガチガチ硯の救出方法

硯の洗い方

こちらの記事は、

  • 硯のお手入れ方法、洗い方を知りたい
  • 硯に墨がこびりついて固まってしまい困っている

という疑問を抱いている方におすすめとなっています。

書道に限らず、お道具の手入れって大切ですよね。

お道具をきれいにキープしていたら使いやすいし文字も書きやすい。
結果、きれいな字を書けます!たぶん。

▼筆のお手入れについてはこちら

今日は硯(すずり)のお手入れ方法についてまとめました。
お手入れはとても簡単ですので、ぜひ実践してみてくださいね。

Contents

硯のお手入れ方法

(1)使い終わったら残った墨を反古紙(※)などで拭き取ります。

(※)反古紙(ほごし・ほごがみ)とは、書き損じたり練習したあとの半紙のこと。

(2)人肌程度のぬるま湯と柔らかいスポンジで洗います

洗剤はつけません。歯ブラシなどでゴシゴシするのではなく、柔らかいスポンジや脱脂綿などでやさしく。
墨に含まれる膠(ニカワ)成分が水よりもお湯の方が取れやすいので、お湯推奨です。
海や陸の角に墨が溜まりやすいので念入りに。
ポイントは、使い終わったらすぐに洗うということです。

(3)水気を拭きとります。

硯の手入れの方法

以上!簡単ですね。
硯って洗うの???と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、日ごろのお手入れが肝心です。

数年放置した墨が固くこびりついたガチガチ硯の救出方法

そうは言っても、子どもさんだとなかなかお手入れが行き届かないこともしばしば。

うちの子お手入れ全然しないの困るわ~という親御さん、大丈夫ですよ!
私の息子の硯を恥を忍んで公開しましょう。小学校6年間放置した硯です。

硯放置ガチガチに固まった

うへ・・・。まあ書道講師の息子でもこんな感じですから。

ではこの墨が固くこびりついたガチガチ硯を救出しましょう。

(1)半日~1日ほどお湯につけます。

熱湯をかけるという方法もあるみたいですが、硯が割れてしまう恐れがあるので、私は人肌くらいのお湯につけています。
お湯が冷めたら、またお湯を入れ替えるという感じで。

硯の洗い方

(2)割りばしで固まった墨を取り除きます。

スチールたわしなど金系の物は使わず、割りばしで優しく取り除きます。
硯を傷つけないように気を付けてください。
お湯に浸かっていた墨はポロポロっと取れます。

硯の洗い方

(3)ぬるま湯と柔らかいスポンジで仕上げ洗いします。

↓ 割りばしで固まりを全部取り除いた状態

硯の洗い方

↓ 軟らかいスポンジで仕上げ洗いします

(4)完成

まとめ

今日は硯のお手入れ方法でした。
では(^^)/

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