この記事はこんな方におすすめです

✔ 「水書」って何なのか知りたい
✔ 気軽に書道練習を始めたい
学習指導要領の変更に伴い2020年度から小学校1年生から水書による運筆指導が始まります!という記事を書きました。


そこで近所の小学校の教頭先生に書写の授業の変化をお聞きしたところ、コロナの影響でなかなかしっかりとした対応ができず、2年生の最後の方で水書を導入はしているものの道具を購入するわけでもなく軽い説明程度で終わっているのが現状だそうです。
ですが、今後は積極導入をしていきたいとの事でした。
導入されたばかりの指導ですので、自治体や学校によっては進み具合がバラバラな感じがします。
水書は実はなかなかのスグレモノだと気づきまして。
今回の学習指導要領の変更が無ければ私も教室で使用していなかった気がします。
もし使った事ないけど興味があるという方はぜひ試してみてくださいね。
子供はもちろん、大人もこれ一つ購入すればとりあえず気軽に書道を練習できるのでオススメですよ。
私が購入したのは呉竹の水でかんたんお習字セットです↓


呉竹「水でかんたんお習字セット」のセット内容



以下の物がセットになっています
- 黒・緑・赤の速乾性専用シート 各1枚
- 筆
- なんちゃって硯
- スポンジ
- 書き方の説明書(内容は、筆の基本点画、ひらがな、カタカナ、小学校1、2年生に習う感じ一覧、永字八法)






呉竹「水でかんたんお習字セット」で文字を書いてみよう



筆は糊で固められているので、筆をぬるま湯で洗ってから使いましょう。
付属の水入れに水を入れるだけでOK!
下敷きや文鎮はあるとベターですが、無くても書けます。








リアル書道にかなり近い書き心地!


黒の用紙を使うと、画像で見るとほぼほぼ墨汁で書いた感じではないですか??


案外カスレの表現なんかもできちゃったりして。
水書書道の専用用紙は何分で乾くのか計ってみた
呉竹の水書専用用紙は乾けば何度でも書けます。でも一瞬で乾くわけではありません。
乾くのを待つ間に次の半紙が無くなると困りますよね。
ということで、乾く時間を計ってみました。


よーいスタート。






文字数や水のつけ具合にもよりますが、これくらいの文字なら8分も待てばまた次が書けるということです。
予想していたよりも案外乾くの速いかも。
1枚8分待つのに3枚じゃ待ってらんないよ!!!!って方は、用紙のみ別売りもあります。
用紙のみ購入して、あとは100均の筆や水入れを使用すればかなり安上がりかも。


水書のメリット&デメリット
- 墨汁で服や周辺が汚れない
- 気軽に書道を気軽に始める事ができる
- 繰り返し使えるのでエコ
- 道具を色々買いそろえる必要がない
- 片付けが簡単
- 作品を残すことができない(写真に残すという方法はアリ)
- 墨の濃淡など細かい表現はできない
- 「芸道」という観点からリアル書道にはやはり及ばない
リアル書道とはまた別物ではありますが、書道を始める前のお試しで水書を利用するのは多いに意味がある事ですし、ちょっと文字の練習をしたい時にも活用できますので、要は使いようだと思います。
まとめ
私の教室では、小学校1年生から毛筆指導が始まる幼稚園の年長さんにプレ毛筆として使用しています。
プラスチックのすずりと普通の書道筆を使用すればかなりリアルに近いので、素晴らしい商品だなと思います。
水書用の水を入れる筆ペンも売っているので、いちいち水をつけるのも面倒だという方に便利ですね。
気軽に書道を練習したい方に超絶オススメの水書の紹介でした。
では(^^)/




サムネイルはイラストACの秋野スミレさんのイラストをお借りしました